何レース買えば「実力」が分かるのか。15万レースの払戻で測ると、回収率91%の買い方でも、100レースずつ区切った成績の2割は100%以上だった
「この買い方で100レース回したら、回収率110%だった」。こういう話はよく見かける。では、100レースの成績はどこまで信じてよいのか。何レース買えば、それが偶然ではなく「実力」だと言えるのか。
この記事では、モデルの予測は使っていない。2024-01-01〜2026-10-04 の153,142レースの払戻をDBから取り出し、5つの機械的な買い方で「1レースごとの払戻がどれだけばらつくか」を実測した。そのばらつきから、必要なレース数を計算した。計算だけでなく、実際のレースを100レースずつ・1,000レースずつに区切って確かめもした。
結論を先に書く。
- 100レースの成績は、実力の証拠にならない。 1号艇の単勝を毎レース100円買い続けると、通算の回収率は91.2%だった。それでも100レースずつ区切ると、1,519区切りのうち20.2%は回収率100%以上になっていた。
- ブレの大きさは、買い方で4倍ほど違う。 1,000レース買ったときの回収率の95%の幅は、1号艇の単勝で±6.9ポイント、3連単の1番人気で±15.0ポイント、6号艇の単勝で±28.6ポイントだった。
- 仮に「真の回収率110%」の買い方があっても、それを示すには長くかかる。 払戻の散らばり方が1号艇の単勝と同じ型なら約1,000レース。3連単の1番人気と同じ型なら約6,600レース。6号艇の単勝と同じ型なら約9.2万レースが要る。
- この計算は「下限の目安」と読む。 計算式は「正規近似」という簡略化を使う。実際の払戻で試すと、計算どおりのレース数を買っても、見分けられる確率は式の80%に届かないことが多かった(70.5〜80.5%)。高配当がたまに出る買い方ほど、短い期間の成績はあてにならない。
- 今回の5つの買い方は、どれも通算で100%に届いていない(39.2〜91.2%)。
考え方: 回収率のブレは「1レースごとのばらつき」で決まる
1レースごとの成績を、払戻÷購入額で表す。100円買って外れれば0、250円戻れば2.5(250%)である。回収率は、これを全レースで平均したものだ。
ブレの大きさを決めるのは、この1レースごとの値の標準偏差(値が平均からどれくらい散らばっているかを表す数)である。
nレース買ったときの回収率のブレは、標準偏差÷√n で小さくなっていく。これを標準誤差と呼ぶ。レース数を4倍にすると、ブレは半分になる。100倍にすると、10分の1になる。
つまり、「何レース要るか」は、1レースごとのばらつきと、見分けたい差の大きさの2つで決まる。前者は買い方によって大きく違う。だから先に実測した。
5つの買い方で、1レースごとのばらつきを測った
レース前に誰でも同じように実行できる、機械的な買い方を5つ選んだ。
| 買い方 | 1レースの購入額 | レース数 | 回収率 | 的中率 | 1レースごとのばらつき(標準偏差) | 払戻の上位1%のレースが占める割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | 100円 | 151,948 | 91.2% | 55.1% | 112pt | 7.3% |
| 2連単 1番人気 | 100円 | 153,142 | 75.4% | 24.0% | 145pt | 8.6% |
| 3連単 1号艇1着流し | 2,000円 | 152,029 | 71.1% | 55.1% | 158pt | 16.3% |
| 3連単 1番人気 | 100円 | 153,142 | 76.9% | 10.6% | 243pt | 17.9% |
| 単勝 6号艇 | 100円 | 152,307 | 39.2% | 3.1% | 461pt | 71.7% |
- 1番人気は、締切時点のオッズで一番売れていた組(2連単・3連単)を毎レース買った場合である。
- 3連単 1号艇1着流しは、1号艇を1着に固定し、2着・3着を残り5艇の全組み合わせ(20点)で買う。1レース2,000円になる。
- 標準偏差の単位「pt」は、回収率のポイント(%の差)である。
一番右の列を見てほしい。6号艇の単勝では、払戻の71.7%が、上位1%のレースから来ていた。 たまに出る高配当が、成績のほとんどを決めている。こういう買い方は、標準偏差も大きい(461ポイント)。1号艇の単勝は、上位1%のレースが占める割合が7.3%しかない。払戻が多くのレースに薄く広がっている。
100レースの成績は、実力をほとんど語らない
計算の前に、実際に区切ってみる。1号艇の単勝を、レースの日付順に100レースずつ区切った。1,519区切りができた。それぞれの回収率を並べたのが次の図である。

2024-01-01〜2026-10-04 の151,948レース(1号艇の単勝が返還されなかったレース)を、日付順に100レースずつ区切った。
通算の回収率は91.2%である。それでも、100レースずつ見ると、1,519区切りのうち307区切り(20.2%)が100%以上だった。 最高の区切りは141.4%、最低の区切りは56.7%である。同じ買い方を続けているだけなのに、これだけ動く。
もし誰かが「1号艇の単勝で100レース回したら110%だった」と言ったとする。通算91%の1号艇の単勝でも、110%以上の区切りは1,519のうち73(4.8%)あった。 20人が同じ買い方をすれば、1人はそう言える計算になる。120%以上は19区切り(1.25%)と少ないが、ゼロではない。100レースの好成績は、その買い方が100%を超える証拠にならない。
区切りを1,000レースにすると、話は変わる。151区切りのうち、100%以上は0区切りだった(最高98.9%)。レース数を増やすと、ようやく「通算の実力」に近い数字が出てくる。
何レース買えば、ブレ幅はどこまで縮むか
標準偏差から、nレース買ったときの回収率の「95%の幅」を計算できる。真の回収率から、この幅の外にずれることは20回に1回くらいしかない、という幅である。式は 1.96×標準偏差÷√n。

2024-01-01〜2026-10-04 の153,142レースの払戻から計算。レース数は買い方ごとに上の表のとおり。
| 買い方 | 100レース | 1,000レース | 1万レース | 10万レース |
|---|---|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | ±21.9 | ±6.9 | ±2.2 | ±0.7 |
| 2連単 1番人気 | ±28.5 | ±9.0 | ±2.8 | ±0.9 |
| 3連単 1号艇1着流し | ±30.9 | ±9.8 | ±3.1 | ±1.0 |
| 3連単 1番人気 | ±47.6 | ±15.0 | ±4.8 | ±1.5 |
| 単勝 6号艇 | ±90.4 | ±28.6 | ±9.0 | ±2.9 |
単位は回収率のポイント。たとえば3連単の1番人気を1,000レース買って回収率85%だったとする。このとき、真の回収率は「85%から上下15ポイントくらいの範囲のどこか」としか言えない。70%かもしれないし、100%かもしれない。
6号艇の単勝のような穴の買い方では、1万レース買っても±9.0ポイントある。
早見表: 真の回収率が何%なら、何レースで見分けられるか
ここからが本題である。「この買い方の真の回収率は100%を超えている」と統計的に言うには、何レース要るか。
ここでは次の基準で計算した。
- 片側5%: 本当は回収率100%の買い方を、間違って「100%超え」と判定してしまう確率を5%に抑える。
- 検定力80%: 本当に100%を超えている買い方を、ちゃんと「100%超え」と判定できる確率を80%にする。
もう1つ前提が要る。実在の5つの買い方は、どれも100%に届いていない。そこで、的中の仕方はそのままに、配当だけを一律に上げて回収率を100%や110%にした仮想の買い方を考えた。配当が上がると、ばらつきも大きくなる。その分も計算に入れている。
| 買い方(払戻の散らばり方の型) | 真の回収率105% | 110% | 120% | 130% |
|---|---|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | 3,857 | 997 | 266 | 126 |
| 2連単 1番人気 | 9,494 | 2,454 | 655 | 310 |
| 3連単 1号艇1着流し | 12,620 | 3,261 | 870 | 412 |
| 3連単 1番人気 | 25,456 | 6,578 | 1,754 | 830 |
| 単勝 6号艇 | 354,360 | 91,564 | 24,415 | 11,550 |
数字はレース数である。真の回収率110%の列を、1日12レース(1会場の全レース)買う人の日数に直すと次のようになる。
| 買い方 | 必要レース数 | 1日12レースで | 年に直すと |
|---|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | 997 | 83日 | 約0.2年 |
| 2連単 1番人気 | 2,454 | 204日 | 約0.6年 |
| 3連単 1号艇1着流し | 3,261 | 272日 | 約0.7年 |
| 3連単 1番人気 | 6,578 | 548日 | 約1.5年 |
| 単勝 6号艇 | 91,564 | 7,630日 | 約20.9年 |
本命寄りの買い方なら数か月、穴の買い方なら何十年という差になる。しかもこれは、真の回収率が110%という、かなり大きな差がある場合の数である。真の回収率が105%なら、必要なレース数はおよそ4倍になる。
計算式
自分の買い方で計算したい人のために、式を全部書く。
- 1レースごとの「払戻÷購入額」を全部並べ、標準偏差を出す。これを s とする(比で表す。112ポイントなら1.12)。
- 配当を一律に上げて回収率を100%にしたときの標準偏差 σ0 = s×(1.00÷今の回収率)。真の回収率を R にしたときの標準偏差 σ1 = s×(R÷今の回収率)。
- 見分けたい差 Δ = R−1.00(110%なら0.10)。
- 必要なレース数 n = ((1.645×σ0 + 0.842×σ1) ÷ Δ)²
1.645は片側5%、0.842は検定力80%に対応する正規分布の値である。
例: 1号艇の単勝で真の回収率110%なら、σ0=1.228、σ1=1.351、Δ=0.10。n=((1.645×1.228+0.842×1.351)÷0.10)² ≒ 997レース。
配当を上げた分のばらつきを入れずに、今の標準偏差のままで計算すると、997ではなく775になる。今の成績のばらつきで計算すると、必要なレース数を少なく見積もってしまう。
式の数は「下限」と読む: 高配当の裾が重いと、正規近似がずれる
上の式は正規近似を使っている。nレースの回収率が、平均のまわりに左右対称の釣り鐘型(正規分布)で散らばる、とみなす方法である。
ところが競艇の払戻は、左右対称ではない。外れ(0)がたくさんあり、たまにとても大きな当たりが来る。この「右側の裾が長い」形を、裾が重いと言う。裾が重いほど、正規近似はずれる。ずれ方を、実データで3つ確かめた。
1. 区切った成績の形が、釣り鐘型にならない

2024-01-01〜2026-10-04 の152,307レース(6号艇の単勝が返還されなかったレース)を、日付順に100レースずつ区切った。右の2本は区間の幅が広い。
6号艇の単勝を100レースずつ区切ると、通算は39.2%なのに、真ん中の区切りは28.3%しかない。 多くの区切りは通算よりかなり悪く、ごく一部の区切りが大当たりで平均を引き上げている。最高の区切りは902.9%だった。
正規近似は、この形を表せない。正規近似で「下から5%の区切り」を計算すると−36.7%になる。回収率はマイナスにならないので、これはあり得ない数字である。
| 買い方 | 区切りの長さ | 区切りの数 | 100%以上(実測) | 正規近似の予想 | 真ん中の区切り | 最低〜最高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | 100レース | 1,519 | 307(20.2%) | 21.46% | 90.8% | 56.7〜141.4% |
| 単勝 1号艇 | 1,000レース | 151 | 0(0.0%) | 0.62% | 91.0% | 83.9〜98.9% |
| 2連単 1番人気 | 100レース | 1,531 | 83(5.4%) | 4.52% | 75.1% | 31.2〜124.7% |
| 2連単 1番人気 | 1,000レース | 153 | 0(0.0%) | 0.00% | 74.6% | 64.5〜91.3% |
| 3連単 1号艇1着流し | 100レース | 1,520 | 74(4.9%) | 3.34% | 69.5% | 35.8〜142.1% |
| 3連単 1号艇1着流し | 1,000レース | 152 | 0(0.0%) | 0.00% | 70.9% | 59.1〜83.4% |
| 3連単 1番人気 | 100レース | 1,531 | 256(16.7%) | 17.07% | 75.6% | 14.0〜159.3% |
| 3連単 1番人気 | 1,000レース | 153 | 1(0.7%) | 0.13% | 77.4% | 58.3〜100.3% |
| 単勝 6号艇 | 100レース | 1,523 | 95(6.2%) | 9.36% | 28.3% | 0.0〜902.9% |
| 単勝 6号艇 | 1,000レース | 152 | 1(0.7%) | 0.00% | 37.4% | 18.0〜124.3% |
1号艇の単勝や3連単の1番人気では、実測と正規近似の予想が近い。ずれが大きいのは6号艇の単勝である。100レースでは、正規近似(9.36%)より実際に100%以上だった区切り(6.2%)の方が少ない。1,000レースでは、正規近似ではほぼ0%なのに、実際には152区切りのうち1つが124.3%になった。穴の買い方は、「ふだんは悪い、ごくたまに大きく良い」という形をしている。 正規近似は、この両方を読み違える。
2. 式どおりのレース数を買っても、見分けられる確率は80%に届かないことが多い
早見表の110%と120%の列について、実際の払戻から確かめた。1レースごとの払戻を、配当を一律に上げて回収率110%(または120%)にする。そこから、式で決めたレース数だけ無作為に選ぶ(同じレースを何度選んでもよい)。それで「100%超え」と判定できるかを、1,000回繰り返した。
| 買い方 | 真の回収率 | 式で決めたレース数 | 100%超えと判定できた割合(式では80%) | 真の回収率100%で誤って判定した割合(式では5%) |
|---|---|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | 110% | 997 | 78.6% | 3.8% |
| 単勝 1号艇 | 120% | 266 | 73.3% | 4.3% |
| 2連単 1番人気 | 110% | 2,454 | 77.2% | 3.9% |
| 2連単 1番人気 | 120% | 655 | 71.3% | 4.1% |
| 3連単 1号艇1着流し | 110% | 3,261 | 77.1% | 3.8% |
| 3連単 1号艇1着流し | 120% | 870 | 76.2% | 2.1% |
| 3連単 1番人気 | 110% | 6,578 | 77.2% | 5.1% |
| 3連単 1番人気 | 120% | 1,754 | 70.5% | 4.8% |
| 単勝 6号艇 | 110% | 91,564 | 79.3% | 3.8% |
| 単勝 6号艇 | 120% | 24,415 | 80.5% | 1.5% |
10組中9組で、見分けられた割合は80%を下回った(70.5〜79.3%)。とくに、必要なレース数が少なく出る120%の列で下がりやすい。1,000回の繰り返しなので、この割合にも±2.5ポイントほどの誤差はある。それでも向きはそろっている。早見表の数は、それより少なくては足りない「下限」として読むのがよい。
一方、間違って「100%超え」と判定した割合は、ほとんどが5%を下回った。考えられる理由は次のとおり(今回は確かめていない)。高配当が出て成績が良く見える回は、同時に標準偏差も大きく見積もられる。すると「偶然かもしれない」と判定されやすくなる。真の回収率100%の買い方を100レースだけ買った場合で試すと、誤って判定した割合は6号艇の単勝で0.1%、1号艇の単勝で2.9%だった。
3. ばらつき自体が、期間によって変わる
| 買い方 | 前半 | 後半 |
|---|---|---|
| 単勝 1号艇 | 110pt | 114pt |
| 2連単 1番人気 | 145pt | 146pt |
| 3連単 1号艇1着流し | 157pt | 158pt |
| 3連単 1番人気 | 245pt | 240pt |
| 単勝 6号艇 | 501pt | 418pt |
期間をレース数で半分に分けて、標準偏差を測り直した(前半2024-01-01〜2025-05-20の途中、後半はその続き〜2026-10-04)。本命寄りの買い方では、前半と後半でほとんど変わらない。6号艇の単勝は、前半501ポイント、後半418ポイントと大きく違った。 前半には100円が89,170円になったレースがあり、この1レースが標準偏差を押し上げている。後半の最高は50,100円だった。
裾が重い買い方では、「何レース要るか」を計算するための標準偏差そのものが、どのレースが入るかで動く。 早見表の6号艇の行は、桁の目安として読んでほしい。
もう1つの落とし穴: 試した数だけ、偶然の「当たり」が出る
ここまでは、買い方を1つだけ決めて試す場合の話である。実際には、条件を変えながら何通りも試すことが多い。
真の回収率が100%で、差がまったく無い買い方を20通り試したとする。それぞれ片側5%で判定すると、少なくとも1つが「100%超え」と出る確率は64.2%になる(20通りが互いに無関係とみなした計算。1−0.95の20乗)。
以前の記事(会場ランキングの記事)では、会場ごとの回収率で上位に来た会場が、期間を変えるとほとんど入れ替わることを見た。これも同じ構造である。たくさん試して一番良いものを選ぶと、その一番良い数字は、早見表のレース数を満たしていても偶然である可能性が残る。 選んだ後に、選ぶのに使っていない別の期間で測り直すのが確かめ方である。
このサイトの数字に当てはめると
このサイトの分析ツールの検証記録では、単勝の本命1点の回収率は90.5〜92%だった。どれも検証期間で測ったものである。測り直すたびに1ポイントほど動き、直近は90.5%(29,815レース・2026-02-19〜2026-09-01)。それ以前の検証では、3つの期間で91〜92%だった。うち2026-02-15〜2026-08-28の期間は29,791レースである。学習に使わない期間はデータの末尾から自動で決まるので、データが増えると期間が少しずれる。
ツールの本命は1号艇であることが多い。そこで、1号艇の単勝と同じくらいのばらつきだと仮定する(この仮定は確かめていない)。すると約3万レースの95%の幅は±1.3ポイント、1万レースなら±2.2ポイントになる。
- 90.5〜92%が100%に届いていないことは、幅に比べて8ポイント以上離れている。偶然で説明するのは難しい。
- 一方、このDBで1号艇の単勝を買い続けた回収率は91.2%で、ツールの90.5〜92%とほぼ同じである(直近の90.5%は、むしろ下回っている)。ツールが1号艇固定より良いかどうかを、回収率で見分けるのは難しい。 差が1ポイントなら、1号艇の単勝のばらつきで計算して約7.7万レース要る(一方を固定の基準とみなした場合)。同じレースどうしで比べる方法なら、もっと少なくて済む可能性がある。ただし今回は計算していない。
測り方の詳細数え方と対象の決め方。読まなくても本文の結論は変わりません
- 対象: 2024-01-01〜2026-10-04 に、3連単の払戻が記録されている153,142レース。番組表にあっても3連単の払戻が無いレース(中止など)2,198件は含めていない。2026-10-05以降のレースは入れていない。
- 1レースごとの値: 払戻÷購入額。同着で同じ艇に払戻が2つある場合は合計した。
- 単勝 1号艇・単勝 6号艇: その艇がフライング・出遅れ・欠場で返還になるレースは除いた(返還されるので、購入に数えない)。単勝の払戻が記録されていないレース83件も除いた。
- 2連単・3連単の1番人気: DBの払戻データには「決着した組が何番人気だったか」が入っている。1番人気で決着したら払戻、それ以外は0とした。1番人気の組に返還艇が含まれる場合の扱いはしていない(無視できる件数と考えたが、確かめてはいない)。
- 3連単 1号艇1着流し: 1号艇が返還になるレースは除いた。2着・3着の候補が返還になる場合の返金は計算に入れていない(その分だけ回収率は低めに出る)。
- 100レース・1,000レースの区切り: レースID(日付・会場・レース番号)の順に並べ、端数は捨てた。
- 正規近似の予想: 平均と標準偏差から、正規分布を当てはめて計算した値。
- 無作為に選び直す確かめ方: 同じレースを何度選んでもよい形で、指定のレース数を選ぶ。標準偏差はその回に選んだレースだけから出し、(回収率−100%)÷(標準偏差÷√n) が1.645を超えたら「100%超え」とした。乱数は固定しているので、同じ結果を再現できる。
- 前半・後半: レース数でちょうど半分に分けた。境目は2025-05-20の途中である。
- この記事の集計は、すべて過去データを数えたもので、モデルの予測は使っていない。
まとめ
- 100レースは短すぎる。 通算91.2%の1号艇の単勝でも、100レースずつ区切ると20.2%の区切りが100%以上だった。
- ブレは買い方で大きく違う。 1,000レース買っても、95%の幅は±6.9ポイント(1号艇の単勝)から±28.6ポイント(6号艇の単勝)まである。
- 仮に真の回収率110%でも、示すには長い。 1号艇の単勝型で約1,000レース、3連単の1番人気型で約6,600レース、6号艇の単勝型で約9.2万レース。
- 計算は下限。 払戻の裾が重いので、正規近似の数より多めに要る。穴の買い方ほど、短い成績はあてにならない。
- たくさん試せば、どれかは良く見える。 選んだ買い方は、別の期間で測り直す。
「何レースで勝ったか」を見たら、まず何レースの成績かと、どんな配当の買い方かを確かめてほしい。それだけで、多くの「好成績」は偶然と見分けがつかないことが分かる。
免責
- 本記事に記載した数値はすべて過去データに対する実測であり、将来の的中や利益を保証するものではありません。
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