児島競艇の特徴:インは本当に弱いのか。2年10か月・6,504レースでは1号艇の1着率55.4%で24会場の13位。ただし2026年8〜10月だけは50.3%まで下がっていた
児島のインは弱いのか。公式サイトの会場データを開くと、そう見えてもおかしくない数字が出ている。boatrace.jp の児島のページ(集計期間 2026/08/01〜2026/10/31)では、1コースの1着率が50.9% だった。
そこで、このサイトのデータベースで 2024-01-01〜2026-11-03 の 157,925 レース(1着が記録されたレースすべて。うち児島 6,504 レース)を数え直した。予想モデルは使っていない。着順・進入コース・決まり手・出走表の勝率だけで数えている。
結論を先に書く。
- 長い期間で見ると、児島のインは弱くない。 1号艇の1着率は55.4%で、24会場で13位。全体の54.6%より0.8ポイント高い。1コースの1着率で数えても、決まり手「逃げ」で数えても、順位は13〜14位で変わらない。
- 番組の組み方をそろえても同じだった。 1号艇の全国勝率(選手の着順を点数にして、1走あたりで平均したもの。出走表に載る)と、他の5艇との勝率差から見込んだ1着率は55.0%。実際の55.4%との差は+0.4ポイントで、誤差の幅(95%で−0.7〜+1.6)に入る。
- ただし、2026年5月以降は見込みより4.3ポイント低い。 2026年4月までは見込みより1.5ポイント高かった。この変化(−5.8ポイント)は24会場でいちばん大きい。もっとも「2026年5月」は児島の月別の数字を見て選んだ区切りなので、児島がいちばんに出やすい。24会場全体では、同じ時期の差は−0.2ポイントしかない。
- 直近3か月(2026年8〜10月)の児島は、1コースの1着率50.3%で24会場の20位。 公式の50.9%と近い値になった。長期の率のまま同じ660レースを引き直すと、ここまで低く出るのは0.25%だった。ただし、低く見えたから取り上げた窓なので、この確率はそのまま受け取れない。24会場それぞれで同じ引き直しをすると、どこか1場が同じくらい起きにくい低さになる割合は約5%あった。偶然で出た可能性は消せない。
- 原因は分からない。 番組(1号艇の勝率・A1級=選手の4つの級のうち最上位の割合)は弱くなっていない。風はむしろ少し弱かった(平均風速2.6m、4月までは2.7m)。前づけも増えていない。データベースに無いもの(潮の満ち引き・モーター・水面の工事など)は確かめていない。
- インが負けるときの形は、長期で見ても他と違う。 1コースが負けたレースのうち「まくり」で決まった割合は28.5%で、全体(34.7%)より低く、24会場で下から2番目。代わりに差し・まくり差しが多い。期間を前後に分けても同じだった。
- 1号艇の単勝を買い続けた回収率は、児島で90.1%(全体90.6%)。 2026年5月以降は87.8%。どの期間で区切っても100%に届かない。
「イン逃げ率」は3通りに数えられる
「インが強い・弱い」と言うとき、数え方は3つある。この記事では次のように分けた。
| 呼び方 | 何を数えるか | 締切前に分かるか |
|---|---|---|
| 1号艇の1着率 | 枠番1の艇が1着になったレースの割合 | 分かる(枠番は出走表で決まる) |
| 1コースの1着率 | 実際に1コースに入った艇が1着になった割合 | 分からない(進入はレースで決まる) |
| 逃げ率 | 決まり手が「逃げ」だったレースの割合 | 分からない |
決まり手は、1着の艇がどう勝ったかの記録である。「逃げ」は1コースの艇がそのまま先頭を守った勝ち方を指す。データベースで確かめると、決まり手「逃げ」の82,861レースのうち82,860レースは、1着の艇が1コースだった(残る1件は2コース。理由は調べていない)。
1コースの艇が1着になっても、「逃げ」にならないことがある。先行艇を2周目以降に抜いた「抜き」(3,922レース)と、先行艇のフライングなどで繰り上がった「恵まれ」(193レース)である。だから 1コースの1着率は、逃げ率より約2.6ポイント高く出る。
もう1つ、1号艇がいつも1コースに入るとは限らない。他の艇が内側に入り込む「前づけ」があると、1号艇は2コース以降になる。1号艇が1コースに入った割合は、児島で99.1%、24会場全体で98.8%だった。児島に進入固定(枠番どおりのコースで走る決まりのレース)は無かった。
3つの数え方で、児島と24会場全体を並べるとこうなる。
| 数え方 | 児島(6,504R) | 24会場全体(157,925R) | 児島の順位 |
|---|---|---|---|
| 1号艇の1着率 | 55.4% | 54.6% | 13位 |
| 1コースの1着率 | 55.8% | 55.1% | 13位 |
| 逃げ率 | 53.0% | 52.5% | 14位 |
2024-01-01〜2026-11-03。順位は24会場で高い順。
どの数え方でも、児島は24会場の真ん中あたりにいる。 全体の平均より少し高い。ここから先は、締切前に分かる「1号艇の1着率」を主に使う。公式の数字と比べるところだけ「1コースの1着率」を使う。
24会場の中の児島

2024-01-01〜2026-11-03 の 157,925 レース(児島 6,504 レース)。点線は24会場全体の54.6%。
いちばん高い徳山は62.2%、いちばん低い戸田は42.8%で、差は19.4ポイントある。児島の55.4%はちょうど真ん中で、すぐ下の宮島(55.2%)とほとんど変わらない。
会場ごとの1号艇1着率が期間を変えても崩れにくいことは、1号艇が負ける条件を分解した記事と荒れる場・堅い場を配当で並べた記事で確かめている。この記事では、その中の児島1場に絞って、長期の位置と最近の動きが食い違っていないかを見る。
番組の組み方をそろえても、児島は「平均並み」
会場ごとの1着率の差には、会場の水面だけでなく番組(どの選手を何号艇に置くか)も混ざる。1号艇に強い選手を置くことが多い会場は、水面と関係なく1号艇の1着率が上がる。
そこで、見込みを作った。24会場の全レースを、1号艇の全国勝率(0.5刻み)と「1号艇の全国勝率 − 他の5艇の平均」(0.5刻み)でマスに分ける。マスごとの1号艇1着率を、児島の各レースに当てはめて平均する。どちらも出走表に載る、締切前に分かる数字である。
| 児島 | 24会場全体 | |
|---|---|---|
| 実際の1号艇1着率 | 55.4% | 54.6% |
| 番組から見込んだ1着率 | 55.0% | 54.6% |
| 差(95%の幅) | +0.4(−0.7〜+1.6) | 0 |
| 1号艇がA1級の割合 | 32.9% | 32.2% |
| 1号艇と他5艇の勝率差(平均) | 0.45 | 0.42 |
2024-01-01〜2026-11-03。見込みを作れたのは157,768レース(1号艇の全国勝率が0か欠けた157レースを除く)。児島は6,504レースすべて。
児島の番組は、全体よりわずかに1号艇が強めに組まれている。それを差し引くと、児島の1号艇は「番組どおり」に勝っている。差+0.4ポイントは誤差の幅に入り、24会場では上から14番目だった。
風速の帯(2m以下・3〜4m・5〜6m・7m以上)をマスに足しても、差は+0.1ポイント(−1.0〜+1.3)で変わらない。児島は風が弱い会場で、平均風速は2.7m(全体2.8m)、7m以上の強風は0.8%(全体3.8%)しかない。
3か月ずつ区切ると、直近だけが帯の下に出る
公式の会場データは「最近3ヶ月」で集計されている。同じ区切り方で、児島の1コースの1着率を1か月ずつずらして並べた。

2024-01-01〜2026-11-03・児島 6,504 レース。3か月の窓は32個。灰色の帯は、児島の長期の率(55.8%)のまま660レースを引き直したときに9割が収まる範囲(52.6〜58.9%)。レース数が少ない窓(最少120レース)は、この帯より広く散る。
3か月の窓では、児島の1コースの1着率は 50.3%〜59.2% の間で動いた。幅は8.9ポイントで、24会場では狭い方から7番目である。3か月の数字は、どの会場でもこのくらい揺れる(24会場の幅は7.6〜14.2ポイント)。
それでも、直近は様子が違う。
- 2026年5〜7月が52.5%、6〜8月が54.2%、7〜9月が51.4%、8〜10月が50.3%。
- 8〜10月の50.3%は、32個の窓でいちばん低い。24会場の中では20位だった。同じ窓の24会場全体は54.8%。
- 2026年の初め(1〜3月の窓は57.1%)はむしろ高かった。
公式の50.9%と、この記事の50.3%
公式ページと同じ期間(2026/08/01〜2026/10/31)で数えると、児島は660レース、1コースの1着は332回で 50.3% だった。公式の表示は 50.9%。近いが一致しない。
1コースが勝ったときの決まり手は、この記事の集計で逃げ311回(93.7%)・抜き21回(6.3%)。公式は逃げ93.6%・抜き6.3%で、こちらはほぼ同じだった。公式が分母に何を含めているか(返還のあったレースなど)は書かれておらず、0.6ポイントの差の理由は確かめていない。
直近の低さは、偶然で出た可能性も消せない
3か月の数字はもともと揺れる。では、直近の50.3%は揺れの範囲か。2つの方法で確かめた。
1つ目は、引き直し。 児島の長期の率(55.8%)が変わっていないとして、660レースを2万回引き直した。50.3%以下になったのは 0.25% だった(二項分布で直接計算した値。2万回の引き直しでは0.255%)。
ただし、この0.25%は「児島1場を、前もって決め打ちしていた」ときの確率である。実際は違う。この記事が児島を取り上げたのは、公式の「最近3ヶ月」の数字が低く見えたからだ。 24会場のどこかが低く見えれば、その会場を取り上げていたはずである。
そこで、24会場それぞれで同じ引き直しをした。各会場の長期の1コース1着率のまま、2026年8〜10月のその会場のレース数(480〜768レース)を引き直す。どこか1場が、児島と同じくらい起きにくい低さ(決め打ちで0.25%以下)になる割合は5.3%だった。 およそ20回に1回である。下げ幅のポイントで比べると(長期の率から5.5ポイント以上下がる会場が1場でも出る)、8.9%だった。
2024-01-01〜2026-11-03 の 157,912 レース(1コースの艇がいたレース)で各会場の長期の率を出し、2026/08/01〜2026/10/31 の24会場 14,247 レースを引き直した。会場どうしは独立に引いた。
実際の2026年8〜10月では、児島がいちばん起きにくい低さだった。2番目の徳山は、決め打ちで3.1%の低さである。
32個の窓から選んだかどうか、という点もある。同じ引き直しで、児島の32個の窓の最低値が50.3%以下になる割合は28.9%あった。窓の中には120レースしかないものがあり、小さい窓は簡単に低く出るからだ。8〜10月の窓は、公式ページが今出している「最近3ヶ月」そのもので、32個の中から選んだものではない。それでも、低いから目に付いた、という面は残る。
直近の低さは「偶然では起きにくい側」にある。ただ、20回に1回ほどは偶然でも起きる大きさで、偶然で出た可能性は消せない。
2つ目は、番組の見込みとの差を期間で分けること。

2024-01-01〜2026-11-03。見込みは前の節と同じ(1号艇の全国勝率×他5艇との勝率差のマス平均。24会場の全期間で作った)。線は95%の幅。
| 期間 | 児島のレース数 | 実際 | 見込み | 差(95%の幅) |
|---|---|---|---|---|
| 全期間 | 6,504 | 55.4% | 55.0% | +0.4(−0.7〜+1.6) |
| 2026年4月まで | 5,244 | 56.5% | 54.9% | +1.5(+0.3〜+2.8) |
| 2026年5月以降 | 1,260 | 51.2% | 55.5% | −4.3(−6.9〜−1.7) |
| 2026年8〜10月 | 660 | 50.3% | 55.7% | −5.4(−9.0〜−1.8) |
| 24会場全体・2026年5月以降 | 29,043 | 54.7% | 54.9% | −0.2(−0.8〜+0.3) |
2026年5月以降の児島は、1号艇の全国勝率の平均が5.67(4月までは5.59)、A1級の割合が34.0%(同32.6%)だった。番組はむしろ1号艇が強めに組まれていた。それでも1着率は見込みを4.3ポイント下回った。風速の帯を足しても−4.8ポイントで、風では説明できない。
24会場それぞれで「2026年5月以降の差」から「4月までの差」を引くと、児島の−5.8ポイントがいちばん大きい下げだった。次が大村の−4.1、江戸川の−3.8である。
ここは割り引いて読んでほしい。 「2026年5月」という区切りは、児島の月別の数字を見てから決めた。児島の数字に合わせて切っているので、他の会場には不利な区切りになっている。この順位は、その分を割り引いて読む必要がある。区切りを自分で決めていない公式の3か月窓でも−5.4ポイントだったが、その窓も、低く見えたから取り上げたものである。上の引き直しのとおり、24会場のどこか1場がこのくらい低く出ることは約5%の割合で起きる。偶然で出た可能性は消せない。原因も分からないので、この先も続くかどうかは言えない。
原因として確かめられなかったもの
データベースにある範囲では、番組・風速・進入(前づけ)は原因になっていなかった。進入については、1号艇が1コースに入った割合が2026年4月まで99.3%、5月以降99.2%で、ほとんど変わっていない(進入が記録された艇で数えた)。次のものはデータベースに無く、確かめていない。
- 潮の満ち引き。 児島は海水の会場で、公式ページにも干満差「あり」と書かれている。デイリースポーツの2021年の記事には「干潮時はイン勝率が落ちる傾向」とある。この記事では、潮位を数えていない。
- モーターの入れ替え、水面や施設の工事。 時期を調べていない。
- 開催の中身。 児島は2025年4月・10月・11月に開催が記録されていない(全国の成績ファイルにその月の児島の開催が無い)。休みの前後で何が変わったかは調べていない。
インが負けるときは「差し」と「まくり差し」が多い
児島で目立ったのは、1着率よりも負け方だった。1コースの艇が1着を逃したレースを、勝った艇の決まり手で分けた。
| 1コースが負けたレースの決まり手 | 児島(2,874R) | 24会場全体(70,937R) |
|---|---|---|
| 差し | 30.3% | 27.9% |
| まくり | 28.5% | 34.7% |
| まくり差し | 31.1% | 26.6% |
| 抜き | 8.7% | 9.2% |
| 恵まれ | 1.4% | 1.6% |
2024-01-01〜2026-11-03。
まくりは、外のコースの艇が1コースの艇の外側を回って追い抜く勝ち方である。差しは内側のすき間を突く勝ち方、まくり差しは外から回りつつ内に切り込む勝ち方を指す。
児島では、まくりの割合が24会場で下から2番目だった(いちばん低いのは津の27.8%)。期間を前後に分けても、児島27.6%→29.4%、24会場全体33.9%→35.4%で、差は両方の期間に出ている。全レースに占める割合で言うと、まくりで決まったレースは児島12.6%・全体15.6%だった。
一方、負けたときに何コースの艇が勝ったかは、児島も全体もほとんど同じだった(2コース29.3%・3コース29.3%・4コース23.3%など。全体は30.2%・28.4%・23.5%)。勝つコースの割合は同じで、勝ち方だけが違う。
なお、直近3か月(2026年8〜10月)の児島では、1コースが負けた328レースのうち、まくりが33.8%(111レース)だった。長期の28.5%より高い。ただ、328レースでは誤差が大きく(およそ±5ポイント)、ここから「最近はまくりで負ける」とまでは言えない。
回収率は、児島でもほかと同じく100%に届かない
1号艇の単勝を毎レース100円買い続けた場合の回収率(払い戻された金額 ÷ 買った金額)を出した。
| 期間 | 児島 1号艇 | 24会場全体 1号艇 |
|---|---|---|
| 全期間 | 90.1%(6,490R) | 90.6%(157,565R) |
| 前半(2024-01-01〜2025-06-03) | 90.0% | 90.6% |
| 後半(2025-06-03〜2026-11-03) | 90.2% | 90.5% |
| 2026年5月以降 | 87.8%(1,259R) | 90.8% |
| 2026年8〜10月 | 92.0%(659R) | 90.1% |
単勝の払戻が記録されたレースのうち、1号艇が欠場・出遅れ(返還)だったレースを除いた。前半と後半はレース数で2等分したので、境目の日(2025-06-03)は両方に入る。
どの期間で区切っても100%に届かない。 1号艇の1着率が見込みより4ポイント以上低かった2026年5月以降でも、回収率は87.8%で、全体と3ポイントしか違わない。2026年8〜10月はむしろ92.0%だった。
「最近の児島はインが弱いから、外の艇を買えばよい」とも言えない。2〜6号艇の単勝を全部買った回収率は、2026年5月以降の児島で77.1%、24会場全体で63.6%だった。児島の方が高いが、100%には遠い。しかも区切りを結果から選んでいる。オッズがインの弱さをどこまで織り込んだかは、オッズの動きを見ていないので分からない。
3か月や半年の回収率がどれだけブレるかは、何レース買えば「実力」が分かるのかで測っている。1,000レース前後では、数ポイントの差は普通に出る。
測り方の詳細数え方と対象の決め方。読まなくても本文の結論は変わりません
- データ: 公式の番組表(B)と競走成績(K)を取り込んだデータベース。会場は場コードで分けた(児島は16)。終端は2026-11-03(
substr(race_id,1,8) <= '20261103')。 - 母集団: 番組表にある159,924レースのうち、1着が1艇以上記録された157,925レース。残る1,999レースは中止などで結果が無い。同着の1着は2レースあり、1レースとして数えた。
- 1号艇の1着率: 枠番1の艇の着順が
'01'のレース ÷ 母集団。 - 1コースの1着率: 進入コース1の艇の着順が
'01'のレース ÷ 進入コース1の艇がいたレース(157,912)。 - 逃げ率: 決まり手が「逃げ」のレース ÷ 母集団。
- 見込み: 24会場・全期間で、1号艇の全国勝率(0.5刻み)×(1号艇の全国勝率 − 他5艇の平均、0.5刻み)のマスを作り、マスごとの1号艇1着率を各レースに当てはめた平均。95%の幅は、見込みの率で各レースが独立に決まるとしたときの幅。1号艇の全国勝率が0か欠けたレース(157件)は見込みの計算から外した。他の5艇の平均は、0の艇も含め、欠けた艇を除いて計算した。
- 3か月の窓: 月初から3か月(2024年1〜3月〜2026年8〜10月の32個)。2026年11月は3日分しか無いので窓に入れていない。引き直しは、児島の長期の1コース1着率で二項分布から2万回(乱数シード54)。0.25%は同じ二項分布で直接計算した値(0.253%)。
- 24会場での引き直し: 2026/08/01〜2026/10/31 の各会場のレース数を、各会場の長期(全期間)の1コース1着率のまま二項分布で引き直した(会場どうしは独立)。「児島と同じくらい起きにくい低さ」は、その会場の片側確率(その率以下になる確率)が児島の実測の0.253%以下になること。どこか1場で起きる割合は、直接計算で5.3%、2万回の引き直し(シード54)で5.4%。
- 単勝の回収率: 単勝の払戻が記録されたレースで、その艇が欠場・出遅れ(K0・K1・L0・L1)でないもの。1号艇の1着と払戻の有無は全件一致した(食い違い0件)。
- 公式の数字: boatrace.jp の児島の会場データ(集計期間 2026/08/01〜2026/10/31、2026-11-04に閲覧)。
この記事で言えないこと
- 児島が今後もインの弱い会場になるかは分からない。 直近の低さは、24会場のどこか1場で約5%の割合で偶然でも起きる大きさで、偶然で出た可能性は消せない。原因も分かっていない。過去にも、3か月の数字が帯の下に出て、その後戻った時期がある(2024年9〜11月の52.3%など)。
- 潮の満ち引き・モーター・工事は確かめていない。 データベースに無いため。
- 締切前の判断には使えない数字が混ざっている。 1コースの1着率・逃げ率・負けたときの決まり手は、レースが終わって分かる数字である。
- 「インが弱い」ことと「回収率が100%を超える」ことは別である。 1号艇の1着率が下がった期間でも、1号艇・2〜6号艇の単勝はどちらも100%に届かなかった。
まとめ
- 「児島はインが弱い」は、2年10か月で見ると成り立たない。1号艇の1着率は55.4%で24会場の13位。番組の見込みとの差は+0.4ポイントで、平均並みだった。
- 2026年5月以降は、見込みより4.3ポイント低い。 直近3か月は1コースの1着率50.3%(公式表示50.9%)で、24会場の20位。番組も風も、これを説明しなかった。原因は分かっていない。低く見えた会場を選んで調べたので、偶然で出た可能性も消せない(24会場のどこか1場で約5%)。
- 長期で目立つのは負け方で、1コースが負けるときに「まくり」が少なく(28.5%、全体34.7%)、差し・まくり差しが多い。
- 1号艇の単勝の回収率は、児島で90.1%。区切り方を変えても100%に届かなかった。
会場の数字を見るときは、何か月分の数字かを先に確かめた方がいい。児島の「最近3ヶ月」と「2年10か月」は、同じ会場でも別の顔を見せていた。
免責
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